アニモ・コンチネンテ

ツイに描けぬような長文を書きます ごめんなさい

Goodbye Mr.Aの和訳 

必要があったので和訳させていただきました
この曲が好きな人はぜひ見てください

 

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Hoosiers - Goodbye Mr.A

 

There's hole in your logic

あなたの理論には穴がある

You who know all the answers 

あなたこそ全て知ってるというのに

You claim science ain't magic

あなたは科学は魔法じゃないって

And expect me to buy it

そしてそれを信じるように言ったよね


Goodbye Mr.A

さよならA先生

You promised you would love us

あなたは僕らを愛するって約束したのに

but you knew too much

知りすぎちゃったね

Goodbye Mr.A

さよならA先生

You had all the answers 

あなたは全部知ってるはずなのに

But no human touch

人間味がなかったね

 


If life is subtraction 

人生が引き算なら

You number is up

あなたはもう引けない

Your love is a fraction

あなたの愛が分数なら

It's not adding up

計算が合わないね

 

 

So busy showing me where I'm wrong

そんなに僕が間違ってるって示したくても

You forgot to switch your feelings on 

あなたは気持ちを切り替えるのを忘れていた

So so superior are you not?

随分たいそうなことじゃあないですか?

You'd love a little bit but you forgot

もっと愛すべきだったのにあなたはそれを忘れちゃった

Goodbye Mr.A

さよならA先生

You promised you would love us

僕らを愛するって約束したのに

But you knew too much

あなたは知りすぎた

Goodbye Mr.A

さよならA先生

You had all the answers 

あなたは全部知ってるのに

But no human touch

人間味がなかったね

 


If life is subtraction 

人生が引き算なら

Your number is up

あなたはもう引けない

Your love is fraciton

人生が分数なら

It's not adding up

計算が合わないね


Goodbye Mr.A

さよならA先生......

Goodbye Mr.A

さよならA先生......


Goodbye Mr.A

さよならA先生

The world was full of wonder

世界は驚きに満ちていた

'Til you opened my eyes

あなたが目を開けさせるまでは

Goodbye Mr.A

さよならA先生

Wish you hadn't brown my mind

僕を感動させないように

And killed the surprise

そして驚きを消さないよう願っています

 

Goodbye Mr.A

さよならA先生

You promised you would love us

僕らを愛するって約束したのに

But you knew too much

知りすぎちゃったね


Goodbye Mr.A

さよならA先生

You had all the answers

全部知ってるはずなのに

But no human touch

人間味がなかったね

 

If life is subtraction

人生が引き算なら

Your number is up

あなたはもう引けない

Your love is a fraction 

人生が分数なら

It's not adding up

計算が合わないよ


Oh oh oh oh ...... Oh oh oh oh......

 

 

Mr.AをA先生と訳しているのは、この曲が、Hoosiersの彼らがいろいろとお世話になった先生を偲ぶ歌であるという話を聞いたからです。

ぜひ皆さん、Aの付く人と別れるときはこの曲を思い出してくださいね。

 

 

【自動筆記】 ””変身””

歩いているとつぶやきたくなる言葉があります。

 

 

「変身」

 

横断歩道で隣に並んでいる人が突然こんなことを言ったら驚きますよね。

僕は自分の行動に責任を取れないのでそんなに人の事を云えないのですが、隣の人が唐突に喋り始めたら結構怖いと思います。

 

このブログを始めさせていただいてもう結構な時間がたつのですが、そんなにコンスタントに更新できませんでしたね。私はクリエイティブな人間ではない。

言い訳していいわけ? そんなことはない。

 

変身という言葉はヒーロー的なものだけではない気がするのです。

私は最近モノマネのネタを練るにあたって””変身””という言葉をよく使います。

何のモノマネをしているかは大体わかるでしょうが……

とにかく、変身という言葉においてはプラスの意味だけではない気がするのです。

 

変身、その言葉の根底にあるものには、身が変わる、身体が変化することがあると思います。

身体が変化すること、これって、本当にいいことなのでしょうか?

 

「ザムザはある朝起きると、自分が巨大な虫に変わっている事に気付いた」

 

有名なカフカの変身の序文です。

仮面ライダーの「変身」という掛け声は、カフカのこの序文からとられていると聞いています。

仮面ライダーも、特に昭和ライダーは改造人間として、元怪人としての悲哀を描くシーンもありますよね。

私はそういう悲哀を描いたライダーが特に好きです。ネオライダーとか。

 

変身、変身、変身。

そう唱えているうちに私はいつか朝起きたら虫になっているのかもしれません。

いや、もうなっているのかもしれない。

ただ食らい、眠り、排泄するだけの芋虫……

書き出してみれば、私はすでに虫になっていたようです。

ああ!もがくだけの!むさぼるだけの!巨大な虫!

 

しかし、芋虫というものは綺麗な虫になるのです。

蝶、蜂…… どれも芋虫が””変態””(メタモルフォルツェ)してなるものですよね。

私は蝶に、蜂に、成りたい。

いつかは現世を妖しく羽ばたく蝶に。

使命を背負い、命を以てそれを成す蜂に。

 

成虫になるためには、芋虫である私は何をすればいいのでしょうか?

……

……

……

 

芋虫に何ができるのでしょう。

ただ食らい、眠り、排泄するだけの芋虫には、それ以外を成すことはできないのです。

ただもがくだけ、醜く、卑しく……

いつか成ることを祈って……

 

私は毎日祈っています。

何にとか、誰にとかは一切決めていませんし、自分でもわかりません。

ただ、皆が幸せになるよう、傷つかず、そして望みをかなえられるよう……

 

祈りとは、愛。

愛とは祈りなのかもしれません。

どうして? 舞城王太郎を読め。

 

変身、変身、変身。

あなたは変身して何になりたいですか?

変身して成るものにはいろいろありますよね、ヒーロー、美少女戦士、虎など……

 

私は天使になりたいです。

天命の元に御言葉を届け、そして御心のままに裁く、究極の、摂理に。

私は神様を信じていません。

もしいたらパイ投げしてやりたいですね。とびっきり甘いパイを投げつけてやりたいです。

 

人は変身して何になるのでしょうか。

やはり怪物になるのでしょう。

怪物になったものは、その姿に泣き、もがくことしかできなくなってしまうのでしょうね。

世界には、怪物になったまま、誰にも救われず、涙も枯れてしまい、ただただ生きても死んでもいないだけの人々がいます。

私はインターネットの天使として、そういった人々を救っていきたいです。

 

””われはインターネットの天使、天の摂理の為すままに、与え、奪い、そして裁くもの。””

 

””自然を神に還せ””

 

これを決め台詞にしたいですね。

決め台詞、使っていきたいですね。

 

 

 

 

 

と、いうわけなので、信号待ちの間、私はあなたの隣に立ち、そしてつぶやきます。

 

「変身」

 

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和訳する歌詞ツイ

悲しい気分なので好きな曲を和訳してみようと思いました

会ってないと思いますので皆さん好きなように修正してください

 

www.youtube.com

The Hoosiers "Up to no good"
I don't wannna be the one to tell you the world is broke
世界が壊れたことを伝える役になんてなりたくないけれど

But you're so innocent you cannot separete fire from the smoke
でも君は無垢すぎて煙から火を切り離すなんてできない

Words drop like honey dear how sweet it is to hear
言葉は愛する人のようで、耳にするだけで甘くて

But not everything that you are presented is as it appears
それでもすべてがその通りに思い出せるわけじゃない

So he tells you love you now?
あの人は君を今も愛してるのかな?

Driving you crazy how Fingers on lips allow his hands to your hips
口先の指が君をおかしくして あの人の手を君は触れさせて

You Know you shouldn't do this......
こんなことしちゃいけないってわかってるはずなのにね……


Oh, You think he's looking lovingly at you
ああ、君は愛をもって見られてると思ってる

But it's nowhere near the truth
けれど真実には程遠くて

His mind is up to no good
あの人は良くないことを考えているのさ

Oh, just because you're in the same bed
ああ、同じベッドに居ただけなのに

He's with someone else in his head, not a second thoutght about you
あの人は他の誰かを考えてて、君のことを考えてもいないのさ

Oh......
ああ……

 

Don't get too comfortable with the man who has no history
付き合いのない人と仲良くしないでよ

Shadows climbing walls hide cracks we don't want other eyes to see
影が壁を上ってひびを隠す 見たくもないからさ

You tell me to shut my mouth, you love mystery
君は僕の口を閉じた 謎が好きなんだね

So he tells you love you now?
あの人は君を今も愛してるのかな?

Driving you crazy how Fingers on lips, allow his hands on your hips
口先の指が君をおかしくして あの人の手を君は触れさせて

You know you shouldn't do this......
こんなことしちゃいけないってわかってるはずななのにね……

There's no turning back
もうどこにも戻れないさ


You think he's loveingly at you
ああ、君は愛をもって見られてると思ってる

But it's nowhere near the truth
けれど真実には程遠くて

His mind is up to no good
あの人は良くないことを考えているのさ

Oh, Just beacause you're in the same bed
ああ、同じベッドに居ただけなのに

He's with someone else in his head, not a second thought about you
あの人は他の誰かを考えてて、君のことを考えてもいないのさ

Oh...... there's no turning back......
ああ…… もうどこにも戻れない……

 

 

私感 1/17 1:05

自分、話そうとすると物事をまとめられず、冗長になってしまいがちなんです。

口頭での会話でもそうなのですが、文章となるとさらにひどくなります。

内容も見ていて気分のいいものではないなと気づいたので、飽きるまである程度はブログに書いていこうかなと思いました。

 

ゲーム、楽しいですね。

見知らぬ人と話すのが苦手で、他人の環に入れないタイプなのですが、良く見聞きし分かっている人と遊ぶのは好きとか関係なく楽しいと思います。

何より、自分が受け入れられている、役に立つ、立たないにかかわらず居場所があるのがいいですね。人の輪の中に居ていい、凄く嬉しい事じゃないですか。すでに輪に入れている人には伝わらないかもしれませんが、それは奇跡的なことなんですよ?

TRPGを始めて、セッションをする予定なのですが、楽しいとか以前に怖いんですよね。自分が失敗してしまうんじゃないかとか、そもそも受け入れられないんじゃないかとか。

装いとしては基本誰でもOKで開放的な界隈なんでしょうが、Discordのサーバーに入れてもらって、やはり身内同士で遊びたいのだなと思う箇所もいくつか察しました。

自分はそれでも全く構わないと思います。むしろ一つのコミュニティとして正常なんじゃないでしょうか?外様の人間を排斥しようとするのは、問題を未然に防ぐことにおいては、正しいと思います。

こんな風に書いてきましたが、相手を悪く言いたいんじゃなくて…… とにかく自分が他人に必要とされない価値のない人間なのだなといつも思う、という事なんです……

だって、人の居場所が無いのって、その人間が要らないからじゃないですか。誰かに興味を持たれるような人間は、そんなことされないし、むしろ向こうから声が掛けられるじゃないですか。

インターネットの小規模な、ゲーム友達のコミュニティとかって、基本外から来た人間はあまり受け入れられないですよね。そういうのは成立当初からいるメンバーが基本で、特有の空気があって…… みたいな。

その輪に入れなかった人、どうしてるんでしょうか。リアルに戻って現実の友達と遊んでいるのでしょうか? きっとそんなことはないでしょうね。スマホが普及してインターネットにベビーブームが起きたとはいえ、ネットに住もうとする人は押しなべて友達がいないはずなので。(そうでない人がいるのなら、インターネット食人族の名に懸けて、追わねばならない。 俺たちの森から、出て行け。)

もしくは、孤独に気づかないふりをして、インターネットの毒にも薬にも役にも立たない、見終わったところで何の実績にもならないコンテンツを痛み止めのように飲んで、日々を生き抜いているのでしょうか。それ、やめたほうがいいですよ。振り返れば、なんにも残ってないことに気づいちゃうので。

皆さんはどこかのコミュニティに属せていますか?私は何の努力も、消費欲求もなく、ただただ辛いことから逃げていたので、誰とも共有できる話題がありません。

辛いことから逃げ続けると、何もなくなりますよ。私は消耗に対して非常に過敏で、そういったことを完全に避けて生存してきましたが、振り返ればそこには何もありませんでした。

人生、知れば知るほど運も努力も才能もない、わけのわからないレースじゃないですか?

最初からどれだけ疲れられるか、どれだけ幸運でも、実力があっても、それで消耗して死なないか、で勝負が決まっちゃうんですから、笑えますよね。面白くないですけど。

消耗できる人間は、するだけして、できなくなったら世間からポイ。

最初から消耗できない人間は、存在しないことにして、何の助けもしない。

そんなの無理だし、表向きの笑顔でしかないっていうのはわかってますけど、ちゃんと誰にでも公平な社会で生まれたかったですね。それでも自分は何にもしないので今と変わらない誰にも必要とされない人間になると思いますが、皆さんは少しくらいマシになるんじゃないでしょうか? ないものねだりですけど、いいじゃないですか、こうこうこうなったら自分はこうなってただろうな、って想像するの。楽しいですよ。きっと。

 

……僻み以外の何でもないですね。 おやすみなさい。

ヌンクラと”ドバイへようこそ”

あるマインクラフトマルチで作った図書館のサンプルとして作ったお話です。

https://www.youtube.com/watch?v=HBr_Ak7IATE


1章 ドゥバイの街

これは昔の話であるが、砂の海と呼ばれる広き土地の上に、ドゥバイという街があった。
ドゥバイの街は銀と硝子で作られており、市には日ごとに色鮮やかな絹の幕で彩られた。
ドゥバイでは真黒き油が井戸水のように沸き出でた。それは人に触れればたちまち穢れ、病を引き起こすとされていたが、その油の燃える様は海をも燃やした。
黒き油からは多くの物がつくられた。そのにごりは船を塗り、その炎は多くの金、銀、鋼を溶かし作っていた。
ドゥバイの人々は砂の上にありながら蜜と乳の流れる肥沃な土地に住んでいた。誰であろうとドゥバイの栄えることを知っていた。
しかし今やドゥバイの名を知るものは居ないであろう。ドゥバイのあった場所には砂の山が残るばかりである。

2章 フロギステイト

ドゥバイの街が輝きを失うその前、フロギステイトという男がドゥバイを訪れた。フロギステイトは戦士であり、雷を放つ黒き剣をもっていた。
フロギステイトはその剣で多くの敵を討ち倒し、名を馳せた戦士であった。

3章 藍色の巫女

フロギステイトは銀と硝子で輝くドゥバイの街を見ても心を動かすことはなかったが、ある者を見て強く心を打たれた。藍色の衣をまとった巫女がフロギステイトの前に現れ、こういった。
「あなたを呼んだのは私です。ドゥバイの街の巫女ライラです」
ライラはフロギステイトをドゥバイの神殿へと導いた。神殿には誰も居らず、明かりがほのかに灯る程度であった。
ライラはこう言った。「ドゥバイの人々は御神のことを忘れ去ろうとしています。」今やここにきて祈りをささげるのも私しかおりません。」
ライラは続けた。「親も知れずここで生まれ育ちました。人々が神を敬う間は私も生きることができましたが今となってはここは道の石ほども気にかけられていません。
また、人々が傲り高ぶり信心を失えば必ず災いが起こります。まさに今災いが近づいているのです」

4章 生業

フロギステイトはドゥバイへの道のりにで赤い月を見た。それが凶兆であったことは言うまでもなく、またこの巫女もそれを存ずると知った。
フロギステイトは巫女にこう言った。「悪賊や化物を打ち倒すことならばできるが、災いを打ち払うことはお前のようなものの生業だろう。私は道すがらにふとこの街を訪れただけだ。どのような災いがこの街に降りかかろうと、それは己が不信心のせいであろう」
ライラはこう答えた「もしあなたがこの街を守らなければ、ドゥバイは砂に埋もれ、財宝もすべて失われるでしょう。ですがあなたが街を守れば、財宝どころか街全てすら手にすることができるでしょう。そのためには私が必要であり、あなたが必要なのです。」
フロギステイトは街の輝きには何の気も起きなかったが、財宝となれば別であった。数多の戦争に現れ富を築いたこの男であっても、輝く街を己が手としたことは無かった。
ライラはその心の動きを知り、ひらりと舞い喜んだ。

5章 灯

ライラの舞う様は夜に灯が揺れるように煌めいていた。フロギステイトはこの巫女の踊りを眺めたまま眠りに落ちた。
その間も神殿を訪れるものはおらず、ライラはただ客人をもてなすために灯の消えるまで舞い続けた。
灯が消えたとき、街はにわかに鎮まり、またささやき声ばかりが聞こえた。
人々は消えたのが灯だけではないことを知った。太陽が欠け、街が暗闇に閉じ込められようとしていた。

6章 災い

フロギステイトは目を覚まし、太陽の欠けだしていることを知った。ライラはこの凶兆を前に顔色を一つも変えず、むしろ笑っているようにも思えた。
フロギステイトは剣を構え暗闇に閉ざされた街へ駆け出し、見張り台へと向かった。ライラもともに向かった。
ライラは道中フロギステイトにこう言った。「これはまだ兆しにすぎないでしょう、ドゥバイの人々が受けるべき断罪は、これほどたやすいものではありません」
見張り台の衛兵はフロギステイトにこう言った「暗闇の向こうから何かが向かってきています。私は街の人々に伝えてきますのであなた方はここで様子を見ていてください」
見張り台の衛兵はそのまま街の外へ逃げ出した。ライラが微笑みながらこう言った「あなた方の仕打ちを神は覚えておられます。あの者は助からないでしょう」
衛兵の行く先を眺めていると、街を飲み込むほどの砂嵐が向かってきている。衛兵がそれに気づいた時には、すでにその姿は見えなくなった。

7章 砂塵

フロギステイトが街に戻ると、砂嵐はドゥバイを飲み込み、街の人々が狂ったように逃げまどっていた。
フロギステイトは激しく舞う砂で自らの姿も見えなくなったが、砂を払うライラの姿だけは鮮明に見えていた。
微笑みながら腕を払い足を回す様は舞っているようでもあり、街の誰もがそのライラの姿を見ていた。

8章 影

フロギステイトがあるドゥバイの民に触れると、その者はひどくおびえ、フロギステイトから逃れようとした。
しかし砂で足を取られたところをフロギスライトに捕らえられた。間近でフロギステイトの姿を見たドゥバイの民は人目で戦士と知り、助けを請うた。
「戦士様、街の民は砂の向こうに現れた影に怯えています。あの影は剣を持って街の民を傷つけて回っています。どうか戦士様、奴を打ち破り街を救ってください」
フロギステイトはただ剣を構え、砂の向こうへ向けた。神経を研ぎ澄ましてみると、確かに剣を持ったいくつもの影が街を走り回っていた。
フロギステイトは剣を向け雷を放ち、その影を打ち払った。影は討てども打てども現れ、ついには砂嵐が収まった。

9章 王

砂嵐が止み、太陽が元に戻ると、街は砂に覆われ、銀と硝子でできた美しい町は跡形もなかった。
剣を持ったドゥバイの民が横たわり、生き残った者もほとんどが砂で盲目となっていた。
最後、砂から逃れることができたのは女子供とフロギステイト、ライラのみであった。
ライラはフロギステイトにこういった「彼らがこうなったのも、すべて己が高慢のせいなのです。さぁ、これでドゥバイはあなたの物です」
フロギステイトはあまりにも凄惨な街を見てうつむいていたが、その言葉を聞き、自分の手に持つものを思い出した。
フロギステイトは見張り塔の前に女子供を集め、塔の上からこう言った。
「お前たちが燃やしてきたものは全て神へ帰すべきものだった。お前たちが作ってきたものは全て自然へ帰すべきものだった。これからは自然を神に帰せ。さもなくば、この剣にて天からの裁きを与えよう。」
ライラが舞いながら歌った「王がやってきた。剣の影から我々を救ったこの王を讃え従え。己が業を自然へ返せ」

10章 ドゥバイの土地

フロギステイトはライラに語った。「私は剣を持つドゥバイの民をすべて討った。彼らはそれを望んだのだ。私のせいではないと言ってくれ」
ライラはこう語った。「あなたもドゥバイを望みました。ドゥバイを得るために民を討ち、己が手中に収めました。もうあなたはドゥバイの王なのです。」
フロギステイトはそれを聞いて箍が外れたように笑い出した。また見張り台に民を集めて次のようにした。
王となったフロギステイトは盲目になった民を女子供の奴隷とし、砂を被った街の財宝を集めさせ、銀を溶かしまた財宝を作った。
瀝青を砂と固め強固な砦を作り、財宝を底に隠した。
王となったフロギステイトは際限なく黒い油を燃やし、肥沃だったドゥバイの土地を穢した。

11章 銀の短剣

フロギステイトは見張り台から穢れたドゥバイの土地を見て愕然とした。ライラはこう語った。
「あなたの望んだ財宝は全て砦の下に集められました。これで満足でしょう」
フロギステイトはその言葉を聞いて怒り狂い、ライラを黒い剣で討とうとした。
しかしフロギステイトはもう戦士ではなく、黒い剣は朽ちて消えてしまった。
ライラは微笑みながら民にこういった。
「剣は朽ち、財宝を守る怪物は牙を失いました。さあ、どう致しましょうか」
民は作り隠していた銀の短剣を抜き、フロギステイトを討った。
フロギステイトはすでに心を失い、戦士でも王でもなく、怪物として民に討たれた。

12章 ライラ

フロギステイトが討たれた後、ドゥバイは民の物となったが、民にはまたドゥバイを栄えさせる力はなかった。
民は最後に残ったライラに集い、最後の信託を得ようとした。
ライラがこう語った。「私は巫女などではありません。神殿も本当は何も祭ってはいないのです」
これを聞いて民は怒り狂った。ライラの衣を引き裂き、血濡れた短剣を胸に突き刺そうとしたものの、叶わなかった。
ライラは破れた服を纏いながら最後の言葉を与えた。
「聞こえるでしょう。蝗が西方から飛んできています。この土地にあるものは全て食い荒らされるでしょう。皆の背負った罪がこれを引き起こしたのです。それを避けるためにはこのドゥバイの地を燃やすしかありません」
その預言を聞き、遠方の空を埋め尽くす蝗の群れをみた民は、その場を離れすぐに黒き油の湧き出るところへ火をつけた。
黒き油は瞬く間に燃え上がり、空を真黒に染め上げた。

13章 蝗と煤

燃え盛るドゥバイの地に蝗が飛び込み、火のついた蝗が暴れ狂いながら人々を襲った。空は蝗と煤で夜のようであり、火の粉が星のように煌めいていた。
蝗の群れはドゥバイの火によって民もろとも全て燃やされた。
煤にまみれて残ったのはライラだけであった。
破れた衣を脱ぎ捨て、ライラは人々の遺灰を集め、瀝青の砦の元に向かい深く深く眠った。

14章 ドゥバイ

これがドゥバイの街の顛末である。いまや月日は立ち、ドゥバイの地には砂の山が残るばかりである。
この全てはまた別の見張り塔から見られ、遠方から来た二人の騎兵によって語られた。
その一人が語った言葉にこうある。

”心正しい者が歩む道は心悪しき者の利己と暴虐によって行く手を阻まれる。”

”愛と善意の名によって暗黒の谷で弱き者を導く者に神の祝福あれ。”

”彼こそ兄弟を守り、迷い子達を救う者なり。”

”私の兄弟を毒し滅ぼそうとする悪しき者たちに、私は怒りに満ちた懲罰を持って大いなる復讐を彼らに果たし、私が彼らに復讐する時に私が主である事を知るだろう。”

御神はその身に業を背負いし者に、この通りの断罪を加えたのだった。

 

ドゥバイ記 完

”チャーリイ・ゴードンそこのけ”

明日部屋を片付けます。

これは己にとってまさしく自傷するよりも自らを傷つける行為であります。

己が部屋を片付けないのは主に「個人の避難場所という小部屋の中にある異化の念やセンスオブワンダー」が消えるからです。

手洗いは好きですが片づけは嫌いです。

己の風見鶏とも言える姉が家を去った後己の家の人間たちはその部屋にあったものすべてを分解し破壊し指定ごみ袋に詰めて捨ててしまいました。

ゲームもネットもテレビもできない人間が唯一出来たのは姉の部屋で本を読むことでした。

目の前で有名なナチ公共の焚書の写真のように思い出を破壊された気分は皆さんにも理解できると思います。

 

それを自らに行うという事なので、己はしこたま片づけが嫌いです。

己は短期・長期問わず記憶力が恐ろしく低いです。視覚やら聴覚やらで刺激が与えられない限り、名前や出来事を思い出すことができません。空になったペットボトルもAmazonの段ボールも電話の内容や今日の買い物を思い出すのにに必要だから置いているのです。

記憶領域が弱いというよりは離人症的な状態が近いのかもしれません。

現に私は21世紀の精神分裂症患者でありそういった症状は同疾病においてはよく見られるものだと聞いております。

多くの人は子ども時代の美しい思い出を持っているものだと思いますが、私は違いました。

どちらかというとその疾病の症状によって周りから狐憑きのように扱われており、自身もキの字のとおりに狂っていたのですから、心の底から良い思い出は一つもないと言い切れます。

己がキグルイとしてその運命を知ったのは「アルジャーノンに花束を」でした。
まさしく己の意識はチャーリィ・ゴードン君のような山形を描いております。

間違いなくこれから年を取るにつれてキの気は増していくでしょう。己は人ではない何かになっていくでしょう。そして細胞膜が破れ外界と生体の境が消え細胞基質が溶け出すように己は消えていくのだと思います。

己は殺してくれ殺してくれといいつつも死を恐れているのがよく分かりました。

訂正します。

全部終わらせてくれ。

 

ついしん

どうかついでがあったら、やすみのくにをおねがいします。

 

”我らがパラネシア”

マインクラフトの最新版で遊んでいることの記録です

 

・パラネシアでは新たな繋人(つなぎんちゅ)となる人物を求めています。少しでもご興味を持たれた方は私までご相談願います。

☆職歴・年齢(心身両方を問わず)一切不問☆

リフレックス勤務 給与現物支給☆

テクノポップな職場です☆

 

「全体図」

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「我らがパラネシアとその周辺地域について」

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以下象徴的な建造物をご紹介

 

「新航路の像」

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竜宮島を遠方からでも認識できるように設置された像。常世岬までの橋が建造されるまでの航路が主体のころは命綱であった。

下部には元となったヴィルヘルム二世の格言「進路をそのまま、前進せよ」が描かれている。

 「パラネシア常世岬開発本部」“P.T.D.C.

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竜宮島に置かれたパラネシアの開発拠点である。常世岬の開発のために設置された。最近は鉄より金が多いといった資材不足が続いている。

 (内部の写真)

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(地下作戦室)

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(お風呂もある)

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(パラネシアの祖「HRSW」と初代繋人の肖像)

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 台に足をかけるHRSWと箱舟に乗る繋人の絵が描かれております。

※以下反転※

JavaMinecraft Ver 1,15,2サードパーティサーバーにてマルチプレイを行っております。

プレイヤーは現状3名おり新大陸の開拓を進めている状態です。

サーバーを開けたまま放置していたせいで地域難易度がバカみたいに上がっています。

エンチャント弓のスケルトンとか全身装備のゾンビとかがいっぱい出てきて困っています。

それ以外にも私が装備を着込んだ上で採掘に出て爆死するので鉄が全然足りていません。

もしよければ別のゲームの合間にでもいらしてください。

御(おん)待ちしております。